幼稚園に行くということは、子ども達にとって社会に飛び出す第一歩。すぐに遊びを見つけて楽しめる子、泣いて登園する子と様々です。もしかすると、泣いている姿を見て大丈夫かな?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そこでかわいそうではなく、励まして背中を押してあげる勇気も愛情です。園生活のリズムをつかみ、自分のやりたいこと・安心できる居場所が見つかれば、すぐに笑顔で登園できるようになりますよ。
毎年こういったケースは数人見られ、慣れるまでの個人差があるものの、皆楽しく園生活を送っています。
おうちの方が心配したり不安に思ったりしないことが一番です。ゆったりとおおらかな気持ちで見守ってあげれば大丈夫です。
大人にも恥ずかしがり屋さんがいるように、子どもにも恥ずかしがり屋さんがいます。それゆえに、友達の中に上手く入っていけない子がいますが、生活環境や性格などが関わっているでしょうから、無理強いや焦りは逆効果です。
でも、なんとか皆と一緒に遊ばせたい、と思うのなら、ぜひお母さんが子どもたちの仲間入りをさせてもらい、一緒に遊んでみて、楽しんでいる様子を見せるといいでしょう。
この年齢の子どもは「仲良く遊ぶ」というのがまだできないのが普通です。輪の中に入っていかなくてもそばで遊んでいるだけで楽しそうな様子なら、焦らずお友達のそばでお母さんも一緒に遊んであげたらいいでしょう。
幼稚園に来ることで教師とのかかわりを通して、少しずつお友達と遊ぶ楽しさを知ったり、自分の好きなことを見つけることで、遊びを通してお友達と遊ぶようになったりしますので、ご安心ください。 気になることがあれば、いつでも相談してください。
子どもはケンカを通して実にたくさんのことを学びます。ケンカを重ねながら、相手と上手に付き合うにはどうしたらよいかを学ぶのです。
子どもはケンカの繰り返しによって、世の中は自分の思い通りに行かないことや、自己主張ばかりしていると敬遠されてしまうこと、仲良くあそぶためには自分も我慢しなければならないことが分かるようになり、ケンカの中で他人を強く意識するようになって、自己中心性を脱し「社会性」を身に付けていきます、これらのことは、家庭で親が教えられるものではありません。友達とのケンカの繰り返しの中で身に付いていくものです。
できないことがあっても心配はいりません。
入園時に「○○ができないのですが・・・」と心配される方はたくさんおられます。でも入園前から「~しなければいけない」と思わなくても大丈夫。むしろ、入園してから園でやったことを家庭でも実践していけばよいと考えてください。
特に排泄に関して心配される方が多いのですが、できる・できないより、トイレを恐がるお子様もおられますので、お出かけの機会などに色々なトイレがあることを伝え、実際に経験してみるのもよいでしょう。
またトイレに行きたいときは気軽に先生に言えばよいことを伝え、がまんしないですむようにしてあげてください。